先週末に息子が熱を出しました。1月にインフルエンザになって以来の発熱。1度嘔吐したので、心配しましたが、次に日には元気になりました。
小さいお子さんを育てる親ですと、仕事と子供の看病で辛い思いをすることもあると思います。
今日は子の看護休暇について。
子の看護休暇
子の看護休暇は小学校入学前の子どもを養育する従業員が、子どもがケガや病気をして世話が必要な時や子どもの健康診断や予防接種のために取得できる休暇です。
対象となる子が1人の時は1年間に5日、2人以上の時は10日取得することができます。この「1年間」は会社で任意に設定することが可能です。取得せずに1年経過した時は、その年の分の日数について取得する権利が消滅します。(繰り越しはありません)
又、子の看護休暇は従業員の希望により1日単位での取得のほかに、時間単位でも取得できるようにすることが義務付けられています。
子の看護休暇を取得した日については無給にしても問題ありません。賞与や退職金・昇給の算定についても、看護休暇を取得した分は算定に含めないことが可能です。
給与等については、その取扱いを予め定めて給与規定等に明記しておきます。
育児と仕事の両立~今後について~
子の看護休暇とはまた別のお話ですが、先週は雇用保険の加入拡大が検討されていることがニュースになりました。現在の加入要件は「週20時間以上」ですが、それより短く働く人も雇用保険に加入し失業給付や育児休業給付を受給できるよう見直しをするとのこと。
yahooニュース「雇用保険、28年度加入拡大 週20時間の要件緩和、政府検討」
育児短時間勤務(所定労働時間6時間を選択できる)制度を利用した場合にも、減ってしまった給与(所定労働時間8時間分の給与から6時間分の給与になる)を補填する給付金も検討されていますし、ますます育児と仕事の両立に対する支援が充実していきそうです。