この先どうなる?「特定技能」
今日は朝から病院へ。ネット通販やモバイルオーダーのおかげで、最近は「待つ」ことがとても少ないのですが、病院と美容室は時間がかかりますね。それを覚悟して読みたかった本をお供に行ってきました。
今日は今後の動向が気になるニュースから、この話題「特定技能2号」の分野拡大についてです。
特定技能2号11分野に拡大
「特定技能」制度は、人材の確保が困難な一部の産業分野における人手不足を解消するため、一定の専門性・技能を有する外国人を即戦力としての労働者として受け入れることが目的としています。
「特定技能1号」の在留期間は5年が上限です。特定技能1号に係る12の特定産業分野のうち、既に対象となっている2分野(建築、造船・船舶・船用工業分野)および介護分野を除く9分野についても在留期間の上限がない在留資格「特定技能2号」の対象とし、特定技能2号の対象分野を2分野から11分野に拡大する見通しです。これが実現に至れば人手不足が深刻な宿泊業や製造業、農業などで無期雇用が可能となります。
外国人労働者のキャリアアップ
特定技能は条件を満たせば他の在留資格からの変更が可能です。
制約が多い技能実習制度は廃止予定で、新たな制度の新設が検討されています。技能実習制度は、技能、技術または知識の発展途上国への移転を図り、発展途上国等の経済発展を担うことを目的としているので、母国へ帰ることを前提としています。この制度を廃止し、人材確保と育成を目的とした新制度を設立。新制度から特定技能への円滑な移行が可能となるよう職種や分野を一致させる方針です。そうなれば「新制度」から「特定技能 」へ、「特定技能」から「技能・人文知識・国際業務」などの在留資格へキャリアアップも目指せます。
少子高齢化で日本の人手不足がますます深刻化する中、中長期的な労働力の確保として外国人労働者の重要性が増しているのが分かりますね。