社会保険労務士のバッジが届きました
昨日、都道府県社会保険労務士会会員徽章(社会保険労務士のバッジ)が届きました。都道府県によっては希望者のみ購入(1万円前後)のようです。私も社会保険労務士証票が届いたときに同封されていなかったので別途購入だと思っていたので、嬉しさ倍増でした。
デザインは、16枚の花弁菊の形で真ん中に「SR」のローマ字が表記されています。このアルファベットの「SR」は「Syakaihoken Roumushi」の頭文字からきています。なぜローマ字なのか不思議です。社会保険労務士の歴史は、他の国家資格に比べて浅く、昭和43年に社会保険労務士法が制定されたことにより、社会保険関連の申請書類等を作成する業務が「社会保険労務士」という国家資格保有者に対し、正式に国から認められたこところから始まります。
背景には、昭和30年前後の健康保険法の度重なる改正、厚生年金保険法が施行される等、社会保険関係の手続きが従来に比較し煩雑になりました。その際にこれら書類の作成を業として行なっていたのが行政書士です。(当時行政書士だった方々は制度発足による経過措置として、社会保険労務士の資格を持つことが認められました。)
煩雑になる社会保険労務の「専門家」である社会保険労務士。しかし、この頃はまだ、企業に代わって書類の作成を代行するのみで、活躍の場は限定的だったそうです。
その後、書類作成代行に加え行政官庁への提出代行等が行なえるようになり、平成10年には申請した書類に対し審査請求、再審査請求といった業務を行なえるようになり、平成15年には労働紛争へのあっせん代理が行なえるようになり、活躍の場が広がりました。
「社会保険労務士です。」と名乗ってもだいたいの方に「名前は聞いたことあるけど、何の仕事?」と聞かれます。ですが、名前を聞いたことがある!というのは確実に社労士の知名度が上がっている(より身近になっている、活躍の場が増えている)証拠でしょう。
今日は社会保険労務士の歴史について調べ、自分も勉強になりました。